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  こんなくだらない茶番はさっさと終わらせてもらえませんか」と一蹴。さらに本部への批判を言い放ち、シメにこの啖呵とくれば、担当者たちはぐうの音も出ない。スマートに論破していく半沢に魅了される名シーンだ。夏クールドラマの話題を独占している『半沢直樹』。初回19.4%、第2話は21.8%の好視聴率を記録し、28日放送分第3話は15分拡大スペシャルで放送される。そこでこれまで印象的なセリフを取り上げ、その人気の秘密を探ってみた。
 水曜どうでしょう ステッカー西大阪スチールの元取引先である竹下の元を訪ね、5億を取り戻すべく誓いを新たにする。理不尽なことが起きても、けして諦めず己の信じる道を行く。堺雅人演じる銀行員の主人公半沢直樹が銀行内外の組織と戦う姿を描いた作品だが、何といっても半沢のどんな相手にもひるまず、丁々発止のやりとりを繰り広げる場面にスカッとする人が多いはず。半沢が「私の流儀」だというこのセリフは、見ているこちらの心も奮い立たせてくれる。
  半沢や竹下の弱みに付け込み、東田と同じく私腹を肥やそうとする板橋に鉄槌を下す場面だ。銀行の融資課で“金貸し”を生業にする半沢の、自分自身の果たすべき仕事へのプライドとも取れるセリフにしびれる。半沢は聞き取り調査で不遜な行動に出た自分のことを、常務の大和田が面白がり一目置いたことを知る。確かにたかが銀行員にできるのは、金の流れを追うことぐらいだ。だから俺は、あんたの汚い金の流れを徹底的に調べ上げる。同期の渡真利は半沢の名誉復活の願ってもないチャンスだと喜ぶが、半沢はその状況を客観的に見つめる。ピンチがチャンスに変わるように、ちょっとしたきっかけで物事は不利な状況にも動くことを理解しているのだ。西大阪スチールの元社長東田の息のかかった板橋が、半沢に近づく。しかし板橋の様子から何か裏があることに気づいた半沢は、東田にまつわる資料を渡し、板橋の素性を暴く。
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